息子が、「お父さんは子供の頃、どんなアニメを見ていたの?」と訊いてきました。「えーとねぇ・・・」と考え出したら、出てくる、出てくる。サスケ、パーマン、天才バカボン、モーレツあ太郎、おばけのQ太郎、いなかっぺ大将、巨人の星、マジンガーZ、バビル二世、鉄腕アトム、ど根性ガエル、赤き血のイレプン、どろろ、ゲゲゲの鬼太郎等々。いやぁ、よく見てましたね。これに加えて、特撮ヒーロー物も見ていたわけで、立派なテレビっ子だったわけです。
しかしこうやって並べてみると、実にバラエティ豊かですね。そして決して明るい話ばかりではないですね。そしてみんな主題歌が素晴らしくて、今でも覚えているのが沢山あります。歌詞がみんなそのアニメのことをちゃんと歌っていて、潔いですね。僕が特に好きだったのはサスケの歌です。「来るぞ、来るぞ、来るぞ、来るぞ、手ごわいぞ〜」ってソノシートかけながら一緒に歌ってました。あの頃のアニメの主題歌は、歌詞にしろ、アレンジにしろ、歌声にしろ、何ていうか手ごたえがありましたね。色気づく前、歌謡曲なんかまだよくわからないガキにしてみれば、アニメや特撮ヒーロー物の主題歌がカッコイイ音楽だったわけです。それは今の子供たちにとっても同じかもしれませんが。
大学生の頃に、コンパなんかでよく昔どんなアニメを見ていたかなんて話題で盛り上がることがありました。「あ〜知ってる知ってるぅ〜」なんて言って盛り上がるわけですが、僕はなんか違和感がありました。それは、まだみんな二十歳そこそこなわけで、昔を懐かしむ齢でもないだろうと思っていたからです。だからそういう話になると、つまらなそうな顔をして黙っていました。嫌な奴ですね。そういうことをしていると、合コンなんかには誘ってもらえなくなります。そうすると余計にいじけた性格になります。息子には見習ってほしくないです。
ところで、息子は米国の子供向けCGアニメがお気に入りのようです。確かに絵は綺麗だし、話もよくできています。でも僕からすると、よく出来ていすぎてちょっと違和感があります。何度かジブリのアニメも一緒に見たのですが、あまり興味を示しませんでした。まだちょっと早いのかもしれません。あるいはただ単に趣味が合わないだけかもしれません。でも、いつか「未来少年コナン」は見てほしいと思っています。それは僕が一番心ときめいたアニメだからです。冒険と友情と淡い恋。やっぱ、これでしょ。