道草の友(シンガーソングライター・大久保雅永の日々)

ライブ情報: 4/13(Sat)open:17:30 start:18:00 ライブハウスコタン(20:00頃出演)

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 ライブハウス・コタン
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道草な話

 今仕事をしている場所は、川の近くに建つ細長いビルである。窓のすぐ向こうを首都高が走っていて、結構うるさい。緑のみの字もない。仕事に疲れて外に目をやっても少しも気分転換にならない。
 喫煙所は非常階段の踊り場である。あるだけマシなのだが、この季節はものすごく寒い。そして狭い。4人も立てば、いっぱいである。勿論、目の保養になるような風景を望むべくもない。階段の湿っぽいコンクリートの壁を眺めて煙草をふかすのである。
 そして、この仕事場の最大の問題点は、男性用トイレの「大」がひとつしか設置されていないことである。フロアには50人程度の男性がいる。それでトイレの「大」がひとつって・・・・・全く理解できない。ただでさえ男性用トイレの「大」は混むのである。外出中に催して、慌てトイレに駆け込んでもすべて塞がっているという確率は非常に高い。「みんなどうして家で済ませてこないんだぁ!」と力の限り叫びたくなるのだが、かくいう自分も同じことをしているのだから全然説得力がない。しかし、会社のトイレの「大」がひとつっていうのはひどすぎる。当然のことながら、めったに空いていない。場合によっては、待っている人の列ができている。しかしトイレの「大」は、スパーのレジのように並んでいればすぐに順番が回ってくるわけではない。そして待っている人たちはみんなリーチなのである。場合によっては間に合わなくなる。そういった場合はどうするか。それは勤務開始時のオリエンテーションで必ず説明されることになっている。同じ会社の事務所が歩いて3分程度の大きなビルに入っていて、そこまで行ってくださいというのである。したがって限界が近づいている人は、しばしばそのビルまで「外出」するのである。僕も何度かその大きなビルのお世話になっている。そのビルのトイレもなかなか混んでいるのだが、僕はかつてそのビルで働いていたことがあって、どの階のトイレが空いているかは熟知しているので安心である。しかし歩いて3分とはいっても、この寒い季節に痛む腹を抱えてそのビルまで歩くのはなかなかしんどい。
 もし僕がオフィスビルを設計するとしたら、絶対に男性トイレの「大」をたくさん作る。むしろ「小」よりも「大」の数を多くするべきである。そして満室の時に待機する待合室を作る。だって扉1枚隔てて人が立って待っているような状況で、事を致すのは精神的にかなりしんどいからである。どうですか、私の意見に賛成の方は、ぜひ清き一票をお願いいたします。