道草の友(シンガーソングライター・大久保雅永の日々)

ライブ情報: 4/13(Sat)open:17:30 start:18:00 ライブハウスコタン(20:00頃出演)

(詳細はお店のHPでご確認ください)
 ライブハウス・コタン
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2011-01-01から1年間の記事一覧

道草な話

その日、僕らはお台場にいた。長年の懸案になっていた台所の棚を買い換えるのが本日の目的である。独身時代から使い続けている複数の小さな棚を寄せ集めて構成されている現在の棚は、背板が外れたり、ガラス戸が欠けたり、宿命的な汚れが付いていたりという…

告知

11月18日(金)は大久保雅永・ワンマンライブの日でございます。 みなさん、ぜひ遊びに来てください。 新曲も鋭意製作中です。(間に合うのか・・・・・?)

道草な話

息子を富山の曾祖父母の家に連れて行って感じたことは、どうも自然が苦手らしいということである。近くのショッピングセンターに連れて行った時は、大はしゃぎで歩き回っていたのだが、これまた近くの神社に散歩に出掛けた時は、ひたすら泣きっぱなしで歩こ…

道草な話

二子玉川の象徴といえば、高島屋である。通称「タマタカ」という。何にも無い川っぺりの田舎町に出来たそのデパートは、紆余曲折を経てすっかり二子玉川の顔となり、更には町のイメージアップにも大いに貢献してきた。その周辺も次第に整備され、オシャレな…

道草な話

近所のコンビニエンスストアの店長が代わった。普通ならそんなこと気づきもしない。そもそも前の店長が誰かさえも知らない。それなのに何故今回の店長交代を知ったかというと、ポストにチラシが入っていたからである。そのチラシは手作りで、様々なキャンペ…

道草な話

今住んでいるマンションの最大の魅力は、その眺望である。ほとんどそれで決めたといっても過言ではない。特に南側は高い建物が視界をふさぐこともなく、実に広々としている。近くにマンションが無いわけではないが、どれも程よく距離を保っていて、目が合っ…

道草な話

僕の家は、特に音楽に関心のある人がいるわけでもない、極めて普通の家であった。父親がクラシックに凝っていたとか、兄がビートルズにはまっていたとかいうこともなく、家で音楽を聴くのはテレビの歌謡番組か、車でかかるカセットテープくらいのものだった…

道草な話

出身の人は怒るかもしれないが、甲府という場所に僕は特に観光地としての魅力を感じない。武田信玄に特に思い入れはないし、葡萄やワインにも特段の興味はない。昇仙峡という景勝地も一度訪れたことがあるけれど、まあ、こんなものかなという感じである。何…

道草な話

3月の3連休の最終日の夕方、僕は名古屋駅の新幹線ホームにいた。連休とはいってもこんなご時世だし、旅行客なんてほとんどいないのではないかと高をくくっていたのだが、まるでラッシュ時の新宿駅のホームのような混雑振りである。新幹線ものぞみ、ひかり…

道草な話

3月11日、17:30。ほとんどの人が会社待機で残っていた。僕は地図をしばらく睨んで、徒歩で帰宅することを選んだ。正直、どの位時間がかかるかわからなかったが、大体1時間強で着けるのではないかと思い、会社を後にした。一度近くまでタクシーに乗…

道草な話

日本が世界に誇る(?)ファーストフードである立ち喰いそば。その手軽さ、値段の手頃さ、そしてジャンクさは、他のファーストフードにも引けを取らない。何より、日本人の遺伝子に刻み込まれている食文化である。その立ち喰いそばが、最近僕の周囲でその存…

道草な話

子供の頃、正月は必ず祖父母の家に年始の挨拶に行くのが習わしであった。祖父が着物姿で炬燵の向こう側に厳然と座っており、こちらが畳に正座をして「あけましておめでとうございます」と挨拶をすると、祖父も炬燵から出て、正座で挨拶を返した。父親と祖父…

道草な話

その駅は、常磐線の北千住駅の一つ先にあった。僕は今まで常磐線に乗ったことがないので、北千住駅での複雑な乗り換えに手間取った。そもそも常磐線の各駅停車がなぜ常磐線のホームからではなく、千代田線のホームから発車しなければならないのか、僕にはさ…