人間ドックを受診してきた。昨年はコロナが怖くてキャンセルしたのだが、今年は受けなさいと会社に言われたのである。去年よりコロナの状況は遥かに悪化していると思うのだが、社命であれば致し方ない。４月の後半に予約を入れていつもの病院に向かった。
２年振りであり、前回あまり結果が良くなかったこともあり、おまけにリモートワークですっかり運動不足である。これはまずい、というとで、体を動かすことにした。ただし、外には出ない。テレビゲームでフィットネスをやるのだ。結果、毎日３０分程度、結構ハードな運動をすることになった。体も何となく軽くなってきたような気がする。
外出すると自体リスクを伴うのだけれど、今回は病院に行くことになる。僕の勝手なイメージの中では、病院なんてかなりリスキーな場所に分類されてしまっている。具合の悪い人が集まってくる場所である。決死の覚悟で出発した。
病院に着いて受付に行くと、「検温チェックがまだですね。済ませてもう一度来てください」と言われる。そんなものやっていたっけと入り口に戻ると、確かにやっていた。さっき通ったんだから、その時に一声掛けてくれればいいのにと思う。おかげで順番が遅くなってしまった。検査着に着替えて待っている間に観察していたのだが、いつもと雰囲気は全く変わっていない。看護師さん達が防護服を着ているわけでも、頻繫に消毒して回っているわけでもない。まあ、コロナ患者を受け入れているわけでもないので当たり前と言えば当たり前である。自分が心配しすぎているだけかもしれない。そう考えると、少し気が楽になった。
検査は淡々と進んでいく。視力が結構低下していることに驚く。身長も１センチ縮んでいる。この辺で何となく老いを感じる。体重は思ったより増えていないようだ。最後に医師の診察を受けて帰ってきた。コロナ対策で今年は診察がないと書いてあったのだが、まあ、いいか。
人間ドック恒例の「お食事券」（1,000円分）の使い道に悩む。外食は避けたい。テイクアウトも気が進まない。指定の店の中にドトールコーヒーがあったので、思いついてコーヒー豆を買って帰ることにする。ところがコーヒー豆が売り切れで、仕方なく1,000円（!）のインスタントコーヒーを購入する。家で飲んでみたが、どこが1,000円なのかさっぱりわからない味である。
検査結果は問題ありませんでした。何はともあれホッとしました。
