道草の友(シンガーソングライター・大久保雅永の日々)

ライブ情報: 4/13(Sat)open:17:30 start:18:00 ライブハウスコタン(20:00頃出演)

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 ライブハウス・コタン
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道草な話

 結構前からですが、お客さん(或いは出演者の方)から、この冊子について「見にくいのでもう少し字を大きくしてもらえないだろうか」という話を聞く機会がありました。特に年配の方からは字が小さすぎて読みにくいという話を聞き、自分もだんだん本などを読む時に本の位置が遠ざかって行くようになり、これは改善しなければいけないなと考えておりましたが、持ち前のだらしなさから、ずるずると先延ばしにしておりました。小さい頃から、僕の人生のモットーは「明日やればいいじゃん。」で、いろんなことを先送りしながら生きてきたので(驚くことに今もそのモットーが変わっていないのですが)、人にアドバイスを受けてもなかなかそれを実行に移そうとしないのです。決して忠告を無視しているわけではありませんので、どうか機嫌を損ねないで長い目で見守ってください。

 老眼というのは個人差があるようで、30代から始まる人もいれば、50代でも平気という人もいるようです。僕の場合は、30代後半くらいから見えづらくなったのですが、その後は横ばい状態のようで、眼鏡を外せばとりあえず何とかなるという段階を維持しています。その代わり明るさによって左右される度合いが激しくなっているような気がします。光量が足りないと、極端に見にくくなるのです。いわゆる「鳥目」というやつでしょうか。ニンジンを食べれば治ると聞いたような気がしますが。

 眼に限らず、いろんなところが少しずつ駄目になっているような気がします。それを「歳とったんだからまあしょうがないよね。」で済ますのか、「いや、受け入れることは敗北を意味する。あくまで抵抗し、劣化を防ぐ努力を惜しまない。」と闘志を燃やすのかは、これまた性格によるところですが、前述のとおり先送り人生街道をひた走っている身としては、おのずと結論は決まっているわけです。

 ただ、送れる「先」はいつか無くなるのです。それを意識する年齢になりました。やれなくなる前にやっておかないといけませんね。いろいろと。