道草の友(シンガーソングライター・大久保雅永の日々)

ライブ情報: 4/13(Sat)open:17:30 start:18:00 ライブハウスコタン(20:00頃出演)

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 ライブハウス・コタン
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道草な話

 僕の勤務先では、最近(ここ2・3年)、精神的な病気(?)で長期間欠勤する人が増えている。今までいなかったのか、それともあまり話題に上らなかったのかは分からないが、「○○がうつ病で、もう3ヶ月も会社に来ていないらしい」なんて会話をよく耳にする。そういう人はみんな事務系の仕事をしている。まあ、現場に出ている人達はただでさえ人手が足りないので、一人休んだら仕事が回らなくなるから、休みたくても休めないというのが実態であるのだが。
 彼らは何故会社を休むのか。もちろん病気(?)だからであるが、いつの間にか仕事に復帰してきた人たちを見ると、特に変わったところは見られない。もちろん大変な苦痛を乗り越えて復帰にこぎつけているのに違いないと思うのだが、何せ心の病はなかなか他人の目からは分からないので、つい「本当に病気だったのかな」と思ってしまうこともある。しかしこの辺の話は微妙なところがあるのでなかなか口にはできない。ただ、きちんと医師の診断書があれば、欠勤中も給与の何割かは支給されるし、復帰できるのであれば退職させられることもない。中にはどうしても復帰できなくて、協議の末、自主退職という形を取った人もいたけれど、大抵は気がつくとまた会社に戻って働いている。どうもよくわからない。
 僕の仕事のパートナーが、また新しい人になった。前任者(この人も年上である)が年下の派遣に使われるのが気に食わなかったらしく、あちこち手を回して異動することになった結果である。今度も年上の社員である。50歳台の男性で、髪が薄く、度の強い眼鏡を掛け、背は低いがでっぷりと太っている、気の弱そうな人である。いくつか持病があり、定期的に通院しているらしい。そして彼が、ここ3日間ほど風邪で会社を休んでいる。
 いろいろと漏れてくる話を聞くと、前の部署ではお荷物扱いされていたらしく、部下たちから随分厳しいことを言われて、1週間ほど会社を休んだことがあるらしい。あまりストレス耐性がなさそうなタイプである。現在は前任者から業務の引継ぎをしているのだが、前任者がかなりスパルタ教育をしているので(この人は心臓に剛毛が生えているタイプである)、もしかして、ということも考えられる。本当にただの風邪であることを祈るばかりである。この年度末にまた人が変わるなんて、想像したくもない。
 ところで、僕はストレスに強いのだろうか?