道草の友(シンガーソングライター・大久保雅永の日々)

ライブ情報: 4/13(Sat)open:17:30 start:18:00 ライブハウスコタン(20:00頃出演)

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 ライブハウス・コタン
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道草な話

 今年は星回りが悪い。僕は占いその他は信じない人間であるが、人生のその時々に於いて漠然とした流れだとか、傾向だとかいったものは存在するような気がしている。そういう時は何をやっても上手くいかないので、首を竦めてじっとしている。そして、流れが変わった頃に、そろそろと這い出して活動を始める。一人の時はそれで済んだのだが、今はそうもいかない。負けると分かっていても戦場に赴かねばならない時がある。(大袈裟だな。)
 なぜ星回りが悪いと感じているかというと、とにかく体調が良くないのである。正月に風邪をひき、3月に腰を痛め、健康診断では再検査となり、ゴールデンウィークに再び強力な風邪をひき、治ったと思ったらわき腹を痛め、それがおさまった頃にまた風邪をひき、ようやく最近になって良くなりつつあると思っていた矢先、今度は足を痛めてしまった。しかも全く平坦な会社のフロアで意味もなく靴のつま先が引っかかり、足をひねってしまったのである。こんなことは今までなかった。これだけ続くと、どうしても星回りのせいにしてしまいたくなる。(歳のせいだとは思いたくないのである。)
 20代の終わり頃に、やはり体調の悪い時期があった。流行っていたインフルエンザに3種類連続で感染したり、肝臓の数値がわけもなく悪くなったり、高血圧だったりした。そのせいか後頭部の鈍痛が続き、スタジオで練習しながら「このまま死んじゃうのかな」と思ったりもした。その時は食生活を改めることで改善した。揚げ物や肉類を控え、ご飯の量も減らした。しかし今回は改善するところが見当たらない。強いて言えば疲れをためないようにすることぐらいだが、それほど無理をしているわけでもない。だからとりあえず、流れが変わるのをじっと待っている。
 いや、じっと待っているだけではいけないのかもしれない。積極的に何かをするという発想が僕には欠けている。それなら、体を鍛えようではないか。全身マッサージでリフッレシュしようではないか。神社へ行ってお払いを受けようではないか。運気の良くなる壺でも買おうではないか。でもそういうことで何かが変わるとは思えない。(神社は少なからず、効き目があるような気がする。というか、何年も前のお守りをいつまでも鞄に入れておいてはいけない気がしている今日この頃である。)
 星回りというのは、いつか変わるものである。そう思っていたほうが気が楽だ。それがいつになるかということについては、深く考えないようにしよう。