道草の友(シンガーソングライター・大久保雅永の日々)

ライブ情報: 4/13(Sat)open:17:30 start:18:00 ライブハウスコタン(20:00頃出演)

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 ライブハウス・コタン
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道草な話

 2014年もそろそろ終わりである。今年僕が何をしていたかというと、その大半を住まいのことに費やしていた。2月に突然マンションの取り壊しを告げられてから、転居先を探し始め、いろいろと紆余曲折があって、やっと決まったのが10月である。その間、ほぼ毎週末を物件探しに費やしていたので、旅行をすることもままならず、頭の中は物件探しのことやお金のことで一杯で、とても落ち着いていろんなことを考えられる状況ではなかった。昨年末から始まった突然の大量脱毛でさえ、そのうち悩む余裕もなくなっていった。もちろんその間の日々の生活は続いているわけで、そこでも当然いろいろとあったはずなのだが、あまり記憶に残っていない。
 物件が決まってからは、立ち退きの交渉やら、引っ越しの手配、荷造りに翻弄された。特に立ち退きの交渉はかなり神経を消耗した。結局こっちが折れる形で、一時的に仮住まいに転居することになった。慌ただしく引っ越しの荷造りをし、業者を手配して転居してきたのが、今住んでいる賃貸マンションである。そして、もうすぐ次の引っ越しが待っている。そして並行してリフォームの打合せが続いている。少ない予算で、何とか少しでも快適にと考えているのだが、なかなか上手くいかない。どうやら入居後になりそうである。そうなってくるとまだしばらくは落ち着いた生活ができないことになる。たぶん一息つけるのは、来年の春くらいになるのではないだろうか。
 もともと、忙しいのは苦手で、多少不便でも、不利益をこうむっても自分のペースで物事を一つずつ解決していくのが僕の流儀だったので、このような状況が長く続いているのは結構しんどい。でも、家族を持ち、年をとっていくというのはそういうことなのかもしれない。それが嫌だったら一人で生きればいいのである。でも僕は家族を持つことを選んだ。(この決断には相当時間を費やしたけれど。)だから、いろいろと大変なのは織り込み済みのはずなのである。
来年はどんな年になるのだろう。どんな出来事が待っているのだろう。今そんなことを考える余裕はない。とにかく目の前のことを一つずつ解決していくしかない。そしていろんな人たちに不義理を重ねていることも気になっている。落ち着いたら、酒でも飲みたいです。気のおけない友人と。
 そんなこんなでもうすぐ年の瀬です。みなさん、よいお年を。